WindowsでGPUを使う際に、必須となるCUDA・cuDNNのセットアップ方法について紹介します。

TIP - インストールするバージョン

ここでは、CUDA は v10.0、

cuDNN は v7.6.5 をインストールする。


# CUDA

# 1. インストーラのダウンロード

  1. NVIDIA Toolkit - CUDA10.0 Archive (opens new window) からバージョンを選択する。

    TIP

    v10.0 以外をインストールしたい場合は、Archive (opens new window) からバージョンを選択する。

    image-20200301175840397

    ▲構成例

  2. ダウンロードを開始する。

    image-20200301180037853

# 2. インストーラの実行

# 2-1. 展開先フォルダの指定

デフォルトのままで[OK]をクリックする。

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# 2-2. ライセンスの確認

[同意して実行する]をクリックする。

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# 2-3. インストールオプション

複数バージョンのCUDAをインストールする場合

複数バージョンのCUDAをインストールするときの注意点 (opens new window) を参照。

[高速 (推奨)]を選択し、[次へ]をクリックする。

インストール完了を待つ。

※ このとき、Windows セキュリティの画面が開いた場合[インストール]をクリックする。

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# ( 2-4. Nsight Visual Studio)

Visual Studio がインストール済みのときは、Nsight for Vusual Studioがインストールされる。

# 2-5. インストール終了の確認

[閉じる]をクリックする。(ショートカットの作成などは任意)

TIP

再起動が必要な場合、再起動する。

GeForce Experienceが開いた場合

[同意 / 実行]をクリックする。
リリースハイライトは[×]をクリックする。
GPU向けの新しいドライバーが入手可能と表示された場合は、新しいドライバをインストールする。

# 2-6. 環境変数の確認

システム環境変数の設定を開いて確認する。

  • システム環境変数 PATH

    C:\Program Files\NVIDA GPU Computing Toolkit\CUDA\v10.0\bin
    C:\Program Files\NVIDA GPU Computing Toolkit\CUDA\v10.0\libnvvp
    
  • システム環境変数 CUDA_PATH

    C:\Program Files\NVIDIA GPU Computing Toolkit\CUDA\v10.0
    
  • システム環境変数 CUDA_PATH_V10_0

    C:\Program Files\NVIDIA GPU Computing Toolkit\CUDA\v10.0
    

# 2-7. nvccコマンドの確認

コマンドプロンプトなどで以下を実行し、パスが表示されればOK。

where nvcc
# => C:\Program Files\NVIDIA GPU Computing Toolkit\CUDA\v10.0\bin\nvcc.exe

# cuDNN

# 1. ダウンロード

  1. cuDNN - Download (opens new window)へアクセスし、[Join now]をクリックする。

    image-20200229162706388
  2. Login with your social account>をクリックし、ログインする。(アカウント作成 or Googleなどからログイン)

    TIP

    Googleアカウントをもっている人は、Googleからのログインが簡単。

    image-20200229163244734
  3. NVIDIA Developer Programが表示されたら、もう一度cuDNN - Download (opens new window)にアクセスする。

  4. I Agree To ...にチェックを入れて、インストールしたCUDAのバージョンに対応するバージョンを選択する。

    ※ ここでは、CUDA 10.0に対応する cuDNN v7.6.5。

    image-20200229164301176
  5. [cuDNN Library for Windows 10]をクリックすると、zipファイルのダウンロードが始まる。

    image-20200229164858928

# 2. ファイルの移動

  1. ダウンロードしたファイルを展開する。

  2. 展開したフォルダ内のbin / include / libフォルダをC:\Program Files\NVIDIA GPU Computing Toolkit\CUDA\v10.0に移動する。

    TIP

    展開後のCUDAフォルダを、C:\Program Files\NVIDIA GPU Computing ToolkitにD&Dすることでも、bin, include, libをまとめて移動可能。

    # binフォルダのファイルはbinフォルダに移動
    ~/cudnn*/bin     -> ~/v10.0/bin
    ~/cudnn*/include -> ~/v10.0/include
    ~/cudnn*/lib     -> ~/v10.0/lib