# giboを使って.gitignoreを作る
.gitignore
はGitHubリポジトリの作成時(ブラウザ)にテンプレートを使用することができますが、クローンする必要があったり、2つ以上指定できなかったりと不便です。
そこで、コマンドで.gitignore
を作成する方法を紹介します。
.gitignoreとは
# .gitignoreとは
ignore
は、無視するという意味があります。
.gitignore
は、gitリポジトリを管理するときに、必要でないファイル・フォルダを指定するファイルです。
GitHubが.gitignore
のテンプレートを公開しています。
Visual Studioだったり、Pythonだったり、Windowsだったりとありとあらゆる.gitignore
が網羅されています。
# giboとは
.gitignore boilerplates の略で、.gitignore
のテンプレートをコマンドで行えるようにしたCLIツールです。
giboを使うことで、複数の.gitignore
テンプレートも簡単に追加できます。
# インストール
# Scoop
scoop install gibo
# 使い方
gibo help
gibo 2.2 by Simon Whitaker <sw@netcetera.org>
https://github.com/simonwhitaker/gibo
Fetches gitignore boilerplates from github.com/github/gitignore
Usage:
gibo [command]
Example:
gibo dump Python NotepadPP >> .gitignore
Options:
dump expr... Dump boilerplate(s) to stdout
help Display this help text
list List available boilerplates
root Show the directory where gibo stores its boilerplates
search expr Search inside boilerplates for expr
update Update list of available boilerplates
version Display current script version
# .gitignore
作成
gibo dump <XXX>
でファイル内容がディスプレイに表示されます。
例えば、Goであれば、
gibo dump Go
### Go
# Binaries for programs and plugins
*.exe
*.exe~
*.dll
*.so
*.dylib
# Test binary, built with `go test -c`
*.test
# Output of the go coverage tool, specifically when used with LiteIDE
*.out
# Dependency directories (remove the comment below to include it)
# vendor/
のような.gitignore
テンプレートを取得することができます。
ディスプレイの表示内容を.gitignore
ファイルに書き込む(追記)には、リダイレクトを使います。
gibo dump <XXX> >> .gitignore
NOTE
リダイレクトは、>
で書き込み / >>
で追記となるので、必ず>>
の追記で書き込みます。
複数個まとめて指定することもできます。
gibo dump <XXX> <YYY> <ZZZ> >> .gitignore
TIP
.gitignore
のテンプレート一覧は、以下のコマンドで取得できます。
gibo list
# たまにはupdate
giboは、https://github.com/github/gitignore (opens new window)の内容をローカルに保存して使います。
そのため、GitHub上で変更が加えられてもローカルに反映されません。
頻繁にアップデートする必要はありませんが、思いついたときには、updateコマンドを打つようにしましょう。
gibo update